御写経について

御写経とは、御経を一文字ずつ書き写すことであり、仏教の修行のひとつとされています。

当院の本山である京都大覚寺は、嵯峨天皇様の勅封般若心経を1200年に渡り大切にお祀りしているお寺です。嵯峨天皇様は、平安時代の弘仁9年(818年)に起った天下大疫によって多くの方々が苦しむ姿に心を痛められ、弘法大師空海様のお勧めにより般若心経一巻を書写なされました。その功徳により疫病が治まり、再び平安の世が訪れたという霊験が大覚寺には伝えられています。

当院でも嵯峨天皇様と弘法大師様の心経写経の精神を学び、御写経を広く皆様にお勧めしております。御写経をご奉納いただきましたら、当院で御本尊様に御参りした後、本山大覚寺に御写経をお納め致します。本山大覚寺では毎朝必ず御写経の御祈祷・御供養のお勤めをし、皆様の祈りを仏様にお伝えいたします。

< 御写経のすすめ >

当院では本山大覚寺の般若心経の御写経用紙を使用しております。薄く経文が印字されてありますので、初めての方でも安心してお書きいただけます。

  • 当院の書院にて御写経をしていただけます。

・受付時間…9時~15時(予約不要、当日申込可)

・御奉納料…御写経用紙一巻千円(別途拝観料四百円)

・道具一式は準備しております

※新型コロナウイルス感染症予防のため現在座席数を縮小しております

  • ご自宅でも御写経をしていただけます

・ご郵送にて御写経用紙をお送りいたします

・御奉納料…御写経用紙一巻千円

・書き終えたら返信用封筒にてご返送いただくか、当院までご持参ください

問い合わせフォーム又はお電話にてお送り先と巻数をお知らせください

< むすびに >

今まさに世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっております。現代の天下大疫にあたり、皆様には御写経をしていただき、その早期終息と感染された方々の快復、そして平穏な日々が一日も早く戻るようにという想いをともに祈っていただきたいと思います。

心静かに御写経していただくことは、不安が募るばかりの私たちにこころの平安をもたらし、さらにはその功徳はこの世界に広がっていくものと信じております。 この機会に是非とも御写経に触れていただけると幸いです。  合掌